大隊のパーツの形の塊が出来たら全体を見渡してイメージがイラストにあっているのか実物のおおきさやバランスが理にかなったものなのかを見ていきます。この作業は何度も通った道で「作っては見直す」はとても大事であります。
初日の最後あたり。細かいところは何も触っていませんが、形自体はカッコイイ。でも足と腰とかバランスが無茶苦茶。最初の骨の位置を間違っていたことが起因するおかしな形のものです。でもちょっとカッコイイ。
あの骨のままで寸を縮めてみたところ。
横っ腹を見るとどっしりとした感じになってはいるが、カッコイイとはお世辞にも言えない雰囲気。なんだか相撲取りの土俵入り。
土俵入りですよね。ま、正面から見たときにこうなることは分かっていました。なんでかというと正面から見たジオⅡの写真がネットにはほとんど見当たらないからです。推測ですけどみんなかっこ悪いと思ってんだよね。この写真は途中段階なのでなくなってしまう形状です。
でこれが今です。4日目となりました。どこが悪いのか見直しています。初期に問題として上がっていた骨の位置を見直しました。足から胴体の背骨に至る形を大幅に変更。頭のてっぺんから足の重心はほぼまっすぐにしています。形状は変わるものですけど芯はまっすぐにしています。
真横から見てもお分かりになるでしょう。若干のS字カーブはいつも通りです。
やはり正面から見つめるとかっこいいとは思えない感じ。
次の日に向けて当日の最後は乾燥器にぶち込みます。
写真を並べてその違いを見てみます。何が違うのか。左が3日目で右が4日目。
まず胴体と足の位置を足を後ろに引っ込めました。背骨が前に移動。スカートが大型化します。その代わり角度を寝かせ中央部に膨隆を持たせる。肩が大きすぎたので新たに作り直すことにしました。それに伴って胴体の中心となるものもカット。もう一度作り直して小型化。こうすることで上半身を縮めて巨大感を出すことに成功した気がします。左より右のほうが煽りで撮ると迫力が出ます。左はSD体形だもんね。
横から見てみます。
左では前後形の改善は出来たのですが、どうもどっしりの感じが違う。そこで4日目では足の位置とスカートの位置と角度を変更。スカートの長さを延長することで奥行きを追加した形になりました。
正面から。
スカートの横幅を広げて上半身の大きさを小さくして上から下のピラミダルな形を意識することで巨大な空気を出せないものか。と。
一旦作っても壊して作り直すことが大事ですな。一発目の失敗部分は無駄じゃないんですよ。違っていたりイメージと合わないところはやり直す事でより良い方向に向かうのでございます。
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