FSSシュペルター(ボークスIMS)製作完成記事

完成しました。仕上げはの表面にはトップコートを行うと塗料独自の艶状態が損なわれる恐れがありますので今回は一切のトップコートを行っていません。なので金やホワイト部分の発色はその塗料そのものの塗装状態の発色であります。もちろんLRアプリによる画像加工は最低限行っていますし、カメラの性能などもありますけども塗ればこんな風になります。綺麗ですね。

出おったわ。

以下、先回からの続きで製作記事のほうに移ります。最後にいくつか出来上がりの写真を掲載しますのでお付き合いください。

スミイレです。タミヤのスミイレ塗料を皿に出して流し込み乾燥したら綿棒でふき取ります。全体にいきわたらせたら乾燥して終わりです。トップコートはしないのであまり濃くスミは流さない方がいいでしょう。

全体のパーツがすべてそろいました。慎重に組み立てに入ります。

ヘッドの内部にはいくつかのパーツが収まっています。一つ一つ接着していきます。首にあたる部分は案外がらんどうなんですね。

胴体に納まるピンとダボ。ここにはしっかりと接着してもらいたいとこですのでエポキシ接着剤を使用しました。実はパーツ同士の接合の部分には浮きが散見されます。パーツ同士では大丈夫でもそれが複数以上でユニットとの接合となると途端に合いが悪くなります。接触部分は点状となり途端に接着性能は下がりますのでエポキシの粘着性と厚みで止めてやるという方式を採用しています。これは他のメーカーでも同じことになってることがほとんど。プラ素材の複合ユニットのつなぎ合わせは難易度が上がるんですねぇ。

フロントアーマーの2枚は突起の深い接合になっています。

ここはセメダインBBXの出番で解決できました。

ショルダーアーマーの裏側には別パーツ化された裏デザインがありました。丁寧に塗り分けすることでちらっと見えたときに豪華さを感じられるかも^^;

ヘッドユニットの取り付け。後方に二本のパワーケーブルが差し込まれます。周囲に整流板が2枚あるのですが。接着面積の小さい繊細なパーツですので十分に固着が確認できてから合わせるといいでしょう。

太ももの外装パーツには組み立て当初から若干の永久歪みが残っていました。指で曲げて完了というのではなく接着剤を塗って接着面との力業で止めることにします。2時間程度の固定で何とかなりました。

先ほどの行程を行っていないとこのパーツが浮き上がるわけです。接着剤なしでぴたりと納まりました。ただ外れやすいので動画中では動かすたびにポロリしていますね。またBBXにお願いするかも^^;

こちらはスネアーマーです。白青白の3パーツ構成。それぞれを接着で固定します。塗装済みの接着なのではみ出たときはアウトです。慎重に。ピンセットで装飾品を接着していますね。絶対はみ出ないようにね。

つま先の裏にまで別パーツのディテールが。しかもなんとも言えない永野ディテール。この生物的な感じもする独特のデザイン。絵で見た感じの風味が味わえます。あのロボットシリーズはほとんどデザイナーが毎回違うのでこういう楽しみが薄いですよね。一人の作家が携わった作品をなぞるような楽しみ方が出来てうれしいですね。

この流麗な美しさったらないねぇ。

脚部の完成です。あ、アンクルガードがまだついてない。

そろそろエポキシ接着剤も固まったことでしょう。

腰ユニットに脚部を装着。接合部にはポリキャップ接続となっています。ボールジョイントです。

両腕を設置します。いかにもHMの内部がちらちらしてる感じで良いですね。ボークスでよかったと思います。たとえ組み立て難易度が上がろうとも、スナップフィットじゃなくてもこれはこのつくりじゃないと最低限クリアできないものでしょう。このプラットフォームで不満はなくむしろ喜ばしいです。

肩アーマーの内部。複雑な形状の裏パーツがデザインされています。ここを塗らねばなんとしてもぉ。そんな作者の意図を感じまして^^;

赤いところはエナメル塗料で塗りました。デカールも指定通り貼付しています。今回はトップコートなしでの製作なのでショルダーアーマーを落下させるとデカールが剥がれる恐れがあります。保管時は肩だけ他のものに触れないように包んで保存しないとね。

剣は二本あります。一方は抜けるがもう一方は固定されて抜けない状態のもの。

完成しました。ヘッドが重たくて後ろに転びそうになります。やっちゃいましたけどギリギリ自立は可能です。ちょっと前のめりにさせますけども^^;

以上 ボークスIMS 1/100 シュペルター完成でした。

動画編集チェックまだです。次はちょっと泥臭いのやりたいところですが、何が来るかは自分でもわかりません。ただ小さいのは作らないと思う。大きな箱を潰さねばなりませんしね。

感想

シュペルターは人気機体でもありますし、KOGと並ぶような有名な機体でもありますから重圧も感じながら苦労しました。特にヘッドの延長には工作時間が費やされましたし、戻れない作業もあります。高額なキットなので無理に改造することはないでしょう。なので一部ディテールアップ程度を目指す程度でいいんではないでしょうか。

とはいえBANGの時にはなかった充実感というか充足感に満ち溢れています。ゴールドで過去にない色が取得できましたね。やってみるものですね。

4 件のコメント

  • pZeroさんこんばんは。
    大変遅くなりましたがシュペルター完成おめでとうございます‼️
    いやぁー。美しいっ❗
    もう他の言葉が不要なくらい美しさが際立ちますね。
    工作・塗装と大変ご苦労されたこと、完成品の美しさが物語ってますね。流石はpZeroさん。素敵すぎます( 〃▽〃)

    ここのところ私もジオラマ制作~完成の大詰めだったことと、色んな模型活動に明け暮れて忙しき日々を送ってました。

    ようやく涼しくなってきて暑がりの私には活発に動き回れる状態になりました。pZeroさんも季節の変わり目とご多忙にて体調を崩されぬようにご自愛下さいませー✨

    PS.フィギュアは断頭台の甲冑の人かなぁ···(*´艸`)

    • ハリーさんおはようございます。
      ありがとうございます。キットの処理の丁寧にしたのは前回のBANGのときに不用意にも最終表面が梨肌になってしまったことを教訓としました。
      ネットで見る作品はほぼ艶塗料の最終面になっていましたので私も出来る限り艶仕上げとしたいと考えての処理となったのですね。
      外装が艶ってちょっとした凸凹や傷が目立ってしまうからかなり気を使ったところです。

      HALLYさんのツイートを見ていたら幅広く多くの交流があり相変わらずの忙しさ。まるで仕事のような活動ぶりでですね。
      まさかあれを単体ではなくジオラマに仕立てるとは思っていませんでした。マクロスのデストロイドのジオラマベースですよね。うーん、すごいです。
      小さなフィギュアでもドラマが見えてとても良いですね。

      今回のスポットでのフィギュアですが、本日のブログ記事に登場しますです~^^/

    • さて、このチンガードの件ですが、有り無しどちらが正しいのかわからないので、外してあります。

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