RGサザビー2020年夏の「漆黒のサザビー」の製作記です。今夏にふさわしいカラーリングを選んでみた結果。

暑いですね。2020年の夏本来ならオリンピックが予定されていたはずですが、コロナの影響で延期となった今年のなうは私の山登りもなくなりました。北アルプスの中でも奥深いところに行きたかったのですがちょっとかなわない夢に終わりました。

本題に。このサザビーは一昨年夏の2018年の8月お盆に発売されました。当時思いっきり電波も届かない山に登っていたので買えなかったのを覚えています。帰省先から帰宅途中の大阪の店舗で買い求めたっけな。

素組の状態で2年寝かせておきました。さっさと塗ればいいのですが、大物となっていたものは当時すぐに塗装のアイディアが思い浮かばないこともあり手つかずになっているものです。

HGは価格も安くすぐに手に入りやすいこともあるので手軽に塗ってしまうことも多いのですが、そんな素組放置のキットがいくつも残っています。

箱を開けると二年月日を過ぎたままの姿で補完してある。

パーツ保護で外していたものを取り付け検品。

で、いきなり分解するのではなくこの状態で見えるところのスジボリを深くしておくことにします。HGでも毎回行っています、分解すると見えるところと見えないところが分かりにくくなります。見えるところのスジボリはしっかりと行っておきたいのは皆同じですね。見えないところに力を入れても「いとせんなし。」です。

タガネ0.15でスジボリを深く

1mm径の穴にはピンバイスドリルで深くする。

継ぎ目の処理はこの背面プロペラントタンクが継ぎ目として大きく目立つ場所にありました。瞬間接着剤で早速処理しておきます。

ショルダーアーマーの先端がダボピンの構造体が走っていましてここが遮る壁となっていて解釈もいろいろあると思いますが、私はカットすることにしました。右がカット前です。モーターツールにて削り取り。

フレームだけで組み立てた状態。形を覚えてくみ上げ方を繰り返しておくと最後までスムースに行えます。フレームへの接着剤は一切不要でした。

塗装前に分解し洗浄します。

いつものように超音波洗浄機でゴミや汚れを落とします。

この日は記録的暑さにて外で天日干し。30分で乾燥できました。マジ暑い。

サーフェーサーを使います。この黒いサフにはタミヤのメタルプライマーを混ぜています。

今回のカラーリングはすでに決めています。参考にした海外の動画もありますが、デザイン書籍(ガンプラとは全く縁の遠い本)で色の種類と割合をあらかじめ決めたうえで塗ります。ちらりと見えるバーニアの中はクレオスGXメタルレッドで行います。

シールド裏にある3本のグレネードですが、基本色はメタルレッド。

バーニアの外側はガイアのブライトゴールドを塗って、焼け表現にクリアブルーを薄く端っこだけに刺しておきます。144の大きさならここまででしょうか。もっと大きなバーニアならさらにオレンジやフラットブラックでススをいれてもいいでしょう。

マイナスモールドには蛍光的な色を上乗せ。

小さい面積のスラスター塗り分けにはマスキングインクが便利です。

比較的大きなマスクはテープで楽々マスキング。

塗り分けたフレームパーツ類。こうやってみるとスムースに作業が進んでいる気がする。気がしているだけです^^;

銀色にした理由;外装パーツを取り付けた後この銀色が一番目立つことが分かります。グレーではダメ。それは黒塗装にするのでせっかく見えるのなら思い切り逆の色に振りました。他にもアイディアは山ほどあります。

バックパックの色は黒とホワイトに近いライトグレーとオレンジ色刺し色で赤ラインが来るように配置。

ヒザガードには塗り分けラインを入れる予定なのでスジボリを施します。カギ状の単純なものなので左右二か所あるため一つ彫ってトレースしテンプレートを製作したものでスジボリを量産。

RGはモールドや分割が複雑なので自分で入れるものは少な目にして出来るだけシンプルに。

ベルボトム?のすそに色違いのラインを入れる。ここにもスジボリを。

平行線なのでタミヤの白テープでガイドにすると楽にできます。

赤いパーツのところはクレオスの1000サフです。これにもプライマーを添加しています。プライマーはこれまでも入れたり入れなかったりというかサフを追加してウナギのたれ状態になっているので濃度が分かりにくいけど2%から4%重量比で入っていると思う!(タブンw)

スジボリに沿ってマステをカットする。下にはメタルレッドをすでに塗ってあります。

実は場所によってメタルレッドとメタルピンクに分けているのだ。しかし全くわからない。苦労が報われない状態を失敗という。

黒一色にしても良かったが、先端に行くほどちょっとだけ明るく色味を変えてみようということでC71ミッドナイトブルーを用意

ミッドナイトブルーで採用されたパーツ。

これがメインのブラックです。 ウィノーブラックです。

本来のサザビーでは黄色の場所になるところをこちらのガイアの30ブレードシルバーを採用してみました。

マスキングをはがしとります。はみ出ているところは筆でタッチアップしたりします。

先端に行くところにアクセントでメタルレッドを採用。

シルバーに塗られた本体に出来上がったガワを組み付けていくのです。

今は素手で組み付けて良い。

胴体はなんだかんだでかなり複雑な色の配置になりました。それだけパーツ点数が多いってことですね。

一方シールドはかわいそうなくらい色点数がすくない^^;

クリアー吹き付けている最中ですね。

研ぎ出しです。全パーツやりましたよ。 

嘘です。目立つパーツと端っこのクリアー層が盛り上がって硬化してしまったやつだけチョイスしています。とはいえ足の装甲5枚とかシールド、肩のショルダーなどの大面積は全部やるのね。#2000から8000まで。やった後70%濃度で再クリアー。

組み立てです。腰

腕です。

私こういう巨大なビームエフェクト大っ嫌いなんですけど我慢してグラデーションかけておきました。なんてかっこいいんだろう。

脚部のパーツを組み付けていきます。これがまたテンション上がる。

ドッキング!

後方から煽りで

写真まだあまり撮影してないので仕方ないですな。

色温度を上げてみよう。

後方からのプロペラントタンクを中心にした構図。色の配分は黒、白、赤の三点セット。

ブラックライトを当ててみた。サーベルやバーニアの蛍光色が反応します。

背景が暗い。いや黒って映えない。つくづく感じますね。

しかもグロスにしてあるから光が吸収されてしまうようです。

MSスタンドに乗せて飛んで高速移動している状態。

この決めポーズ何?!

シャアがこんなポージングしないよ。ってくらいの子供が持ってる全部のMSにやりがちな狙い撃ちポーズ。ムフーw

黒いMSは何かと細かいところが黒潰れするのであの手この手考えてみた。

黒いMSの撮影にはほとほと困りますね。

あれやこれや考えるのですが。まず黒系のバックはちょっと黒潰れがひどくなるのでせめて白バックにしました。それと露出を上げてなんとか輪郭はくっきりはっきりさせます。いろんなところが反射します。でも顔が分からん。

下からアオリで。

ブラックナイトを作ったから黒つながりです。

このジャンル極めたいところですが次は何を作るか秘密です。

今夜完成動画上がります。ナレーションがあまりにも嘘っぽく聞こえる病になってて今回もナレーション切りました。

ま、PVみたいになっちゃったけど暇なときにでも見てやってくださいm(._.)m

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