箱をきれいにふき取り。これから素組をパーツ単位に分解してまいります。
手垢がついてしまったり、埃や、油分が残っているかもしれませんのでこの時点で一旦洗浄しましょう。
いつもの、ご機嫌クリーナー(ファインモールド)で洗浄+超音波で洗い流します。
乾燥後、埃がつかないように注意しつつ串刺し。
関節にあたる部分にはマステで養生しますよ。
今まで6年くらい使ってきたゴム粘土が行方不明になったので、引っ付き虫を新たに丸めますわ。本当はこれに練りゴムを混ぜて使いますが、急遽これオンリーでやってみます。べたつきが怖いんですがさてさて。
球体関節のボール内部に押し込んで塗料が入らないようにしています。
サフェーサー前の串刺しですね。
この時点のサフはプラ地で見えにくいダルくなっているモールドをはっきりと見やすくするとかヒケを見やすくするとかそんな意味で吹き付けます。
洗ったのは油分を取るため。もしもですよ油分の上に乗っかるとどうなりましょうね?このキットは最終までにマスキングして塗装を繰り返すわけですから、一番下にあるプラ地と塗料の食いつきはめちゃ重要です。
マステで塗装が剥がれる原因の一番は油分であるとジョンスホプキンス大学が論文を発表しています。ちゃんとしたエビデンスの下に作業しないといけません。めっちゃ嘘ですwww
でも油分の上に塗装したら、マスキングで引っ張られて剥がれるのは当たり前でしょ?
3倍程度に薄めたプラサフを吹きつけ。プライマーは自分で混ぜてね。今回はC社1200サフ。
パーツの端にあるバリとかパーティングラインを見つけ出して印をつけます。今回のSR1ちょっと多い気がします。よく見てチェックも厳しめですね。チェックを二重してもいいくらいです。
例えばこれは腰アーマーですが、あの尖って縁にうっすらとバリがあります。見落としても解らんだろうと思います。でもスミイレしたらくっきりと線が残る。あと塗装を繰り返した後さらにクリアーでトップコートをしたらどうなるか分かりますよね。
なので徹底的に取り除く。より目立つように水性マーカーも使いました。
パーツの処理には数種類ありますが、最も手がかかるのは接着ラインを消す事です。この接着は年末に行っていますので時間にして72hは余裕で経過しております。接着ヒケを消すためだけではなく私はこのレベルの目立つところはそれなりに処理しています。
一旦モーターツールで溝を掘る。接着した接合部に向けて0.5mmほど彫りますよ。
こういうトップにある接合部は厄介です。あとでこの山頂を復活させるにはそれなりの技術が求められましょう。最後どうなるのか怖い場所です。
シアノンDWです。3年ほど使っていたシアノンも使い切ることなくカゼを引かせてしまったので新調しました。新品はえーのぉ~♪性能が段違いですねw
つまようじで先ほど彫った溝に流し込んで若干だけ盛り上げて硬化スプレーでシュっと。
硬化が終わったらモーターツールでズバッーっとやります。これ勢いが大切。失敗しても自己責任です。自身のある人はモーターツールで。
最後にペーパーで整えます。
グルーバーでカンナ掛け。カッターでもいいしRボコとかそんなのでやってもいいし、使いやすいのを選んでやりましょう。
こういった、両サイドに壁があるようなど真ん中線を消すときは細いヤスリを使うか自作するかして整えます。
エッジを立てる。持っているのグルーバー。
深堀りします。周囲を囲われているものはニードル系がベスト。
髪の毛のようなヒダのようなものの深堀はいくつかありますが、こちらは藤竜氏から教えてもらった極細ダイヤモンドヤスリ。
胸部は一番目立つ部分ですからシャープにしておきます。
スピンモールド
パーツが薄くて一箇所突き抜けたのでシンメトリーで左右とも穴あけしました。
プラバンで当て板して底を打つ。
中央のグレーの濃いところがパーツが浅く薄々だったので抜いて底を貼り付けたところ。左右の4か所も1mmスピンモールドで深堀り。
ベイルは塗り分けが3色行わないといけないところです。マスキングテープを使います。そこにテープがしっかりと貼り込めるように溝を深堀しておきましょう。線は長いけどまっすぐなので彫りやすいです。
こちらもスピンモールドで深堀しておきました。
続く~
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