晴嵐製作4 「雄山に納得」

この晴嵐を製作するきっかけとしてアニメ「紺碧の艦隊」を見ていたからなんです。紺碧艦隊はイ601という架空の潜水艦を率いる艦隊で太平洋大西洋インド洋などなど様々な場所に出没し戦局を塗り替えていくお話。史実とは全く違うものでifもいいところですが、後世世界(ごぜせかい)ということでお話が進んでまいります。

その中で晴嵐にあたる機体も登場しました。作戦はもちろん成功です。

オイルペイント

を使って明暗を足すとともに汚れを加えてあります。デカールを貼った後(クリアーで保護)に行う全体の作業です。今回使った油彩はアプダイルンクです。気分的に?乾くの早いので助かります。

補器類、アンテナ以外はほぼ出来上がり。あとはススとオイル汚れを書き加えますが、オイルペイントを使ったばかりですのでせめて24hおいて塗装膜コートを行いませんとオイル汚れがエナメル塗料ですので下地が溶けちゃいますしね。

ノーズの上の白っぽいところドッティングを行ってハイライトをグラデーションでかけてあります。解りにくい!だがそれがいいw

特にこれですが、見ただけで手順がさっぱり?でしょう。

冗談はさておき、このところのスケモでは先日発売されたAM7月号にも掲載されていましたが完成状態を先に見越して塗ることですな。絵画では透明水彩の塗り方を思い起こさせます。一回塗ったら戻れないやつ。わしの求めるプラモってそれだわ。

「料理というものは一つの素材に絵を描いてみせる芸術なのだ。技巧が目につきすぎてはならんが、技巧を否定しては芸術は存在しないのだ。」

と海原雄山もそんなこと言ってたなぁ。ふと「技巧の極致」での雄山のセリフを思い出しました。

模型雑誌などでは完成状態を見ると凄すぎて「どうやってんだろう?」と不思議な写真が並べられてます。そんな気分を味わいますが、そのライターも人間です。限界はありますよ。本物と同じものが出来るわけではないし、現実とスケールダウンしたモデルには手が追い付かないし目も追い付きません。ならば「すげー完成品」には少なからず見た感じに錯覚が起きているわけです。

見たら真似できるのは価値があまりありません。見ても真似できないというのが「技巧の極致」であり、私はそこに価値を求めます。これは人間の真理だから自分だけに当てはなるものじゃないですよ。

そういう技法があることは間違いないです。使いこなせるのかどうかは経験値です。そればっかりやってれば出来るようになると信じるほかありません。

そういう先生が身近にいるならそれが良いですけど、おらんやんけw

反省点

水上機は初めて作ったってのもあるんですけどそれは言い訳です。迷彩の境界線がほんとはボケてるほうがいいのかも。白いところやデカールにチッピングが出来ていない。下面色にはシルバー下地つくってないからです。実は途中から塗装方針をかえちゃったのね。

デカールの部分をチップさせるなら面倒でもマスキングして赤ライン塗った方がよかったのか。筆塗りしてもよかったのかもしれないとかいろいろ考えてしまいます。

次回作に期待しますがレシプロ機であっても48の飛行機ってデカいからスペースとっちゃうんですよねぇ。

次で完成にしたい^^;

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