ファインモールドの1/12?フィギュア「ソビエト女性兵士」をつくる

本来なら仮組中のKOGへすぐに突入するところなんですが、ちょっと浮気します。インジェクションフィギュアキットを作りたいと手が伸びでしまいました。またまた数ある在庫をそっちのけです。私をフォローしてくださっている「陸戦型ボクa.k.aはやしひろよし」さんのお勧めでファインモールドワールドファイターコレクションの中でもこちらを選択させていただきました。

ソビエトの女性兵士

についてはググってもらえるとありがたい。なんと80万人もの女性兵士が戦場に向かったそうです。WW2の壮絶な1941年からベルリン陥落までのソ連戦闘歴史のなかで彼女らは誇り高く果敢に散っていったのです。あの当時ですからね。酷いものだったんですね。なんとか可愛く作ってあげたい。

ランナーから切り離してゲートをカットしたところです。継ぎ目線やパーティングラインを取り除き組み立てに入ります。

スカートは厄介

実はこのキットの凄いところですが、厄介でもある。スカートは前後に貼り合わせて別パーツになっています。厄介なのは中身もちゃんとモールドされていること。動画的に判定がどうなるのか心配なのですね。色気は全く感じませんし、完成後は一切見えませんけどね^^;

首から足の先までをつないでいきます。仮に1mmアルミ線で軸うちしながらやっています。レジンキットと同じ要領になります。

お顔立ちです。インジェクションキットではありますが、なんと一発抜きされてる。(帽子は別パーツでした。)

これ男性用パンツ?なのか?

さて、どうしたものか。ブログやツイッターは特にだいじょぶでしょうけど。

ソビエト女性兵士:独ソ不可侵条約の中突然攻め込んできたドイツ軍によって一世代分の男性が死んでしまい、それならば女性を使うということで10代の若い女子を投入。それも志願兵ですよ。戦地に送られた彼女らの一番つらかったのは男性用のパンツを履くことだったそうです。男性兵士らは女子に気を遣うことがない、これもそれを踏まえたモールドなのかな。鳥山先生はモデラーでもいらっしゃるからこの辺調べてあるだろうし。

そんな妄想の中私は夢中に作業します。スカートをまかなくてはなりませんので塗っておかないとスカートを接着すると二度とこのパンツはみられない(ツッコミw

組み立て終わり

現在この形になりました。

1/35フィギュアをメインには作っていましたのでその肝になるところが数点ございます。それはベルト類と服の継ぎ目です。あと、雑嚢などのポーチやカバン類の取り付け方がポイント。

アクセサリー類の取り付け方

こういったフィギュアは塗るときにどうやって塗るのかを考えながら製作します。基本的な塗装は筆で終わらせると思います。このパーツを塗る前にしなければならない作業はと、、、逆順に考えるわけですね。

接着剤は瞬間接着剤を使いました。わざわざ軸うちする必要はないでしょう。タミヤセメントを使ってもいいのですが、時間がかかるから瞬着です。で今はパテ盛りもした後の写真ですが、

左にぶら下がっているカバンのベルトは体から中に浮いているのでパーツも浮いた形になっていました。ボディ側から出ている部分はキットのままでは不自然な形になっていました。削りとってパテでベルトを製作してあります。

10年前に買ったパテが

10年前まで使っていたデューロパテが古くなって使い物にならなくなってる。あぁ~>< 代用にタミヤ即硬化パテでベルトを盛り上げてあります。カバンと胴体の隙間にも詰め込んでいます。隙間が見えるのが良くないんですね。硬化後整えます。

肩と袖にある縫い目?継ぎ目もそれらしくパテをもって金属へらでならしてあります。ベルトの一部が背中とくっついて太いのを何とか削り込みました。全部削って作り直してもいいのですが今回はこれまでにしておきました。

スカートの継ぎ目は2回ほど継ぎ目処理。接着剤→彫り→瞬間接着剤重曹→研ぎ→サフの繰り返しです。結構しつこいw

ポーチと胴体との隙間にパテを入れて隙間をなくします。体に密着させることで重みをもち、違和感を出さないようにしました。

足の素肌にはマスキングテープを巻き込んで、スカート下から塗料が噴き込まないように綿を詰め込んであります。ブーツの茶色はマホガニーのサフ色でございますね。

いかにもソビエト兵士?

いかにもロシア系?の顔つきでしょうか。塗ったら鳥山先生の描いたデザインみたいになってくれることを祈ります。

因みにヘッドはまだ接着しておらず。アルミ線で仮に突き刺しているだけです。三つ編みおさげは当時のソビエト女性兵のトレードマーク的存在だったみたいですね。捕虜になるとこのおさげが切り取られて、その先はうんぬんかんぬんの話になりますが、ここではご想像にお任せするとして、三つ編みのおさげが切られるシーンを思い起こさせるのはラピュタのシータ。ラストのドーラが言った言葉を思い起こさせます。

宮崎さんもこういう史実の背景に作ったのだろうな。

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