バンダイの最新フィギュアキットとして名を冠するフィギュアライズスタンダードというカテゴリーはフレームアームズガールに対抗した商品だと勝手に妄想しておりまして、この両者の違いを記事にしております。以下私の感じたまとめの表です。
この表から簡単に解説します。
お互い同じような位置に立たせてポーズもシンプルにしてあります。
小さすぎる部分は無視して以下5点でまとめてみました。
まずはそれぞれの
大きさやバランス
肌の質感。
関節の位置。
モモ上げしたときの違和感。
全体の印象。
もくじ
大きさやバランス
まず最初のバランスについてですね。
基準となるものを用意します。「優しい人物画」という本に登場するモデルからトレスしたものです。
間違いはないでしょう。
それぞれの身長を合わせて写真で並べて
人物画の見本を真ん中において比較検討してまいります。
そこから見えるものはこうです。脚の先から骨盤までに線を何本が平行に引きました。
つま先と膝小僧と骨盤は人間の体に見えるランドマークとして非常に分かりやすいポイントなんですね。
ここで違いがはっきりと出ました。
フミナちゃんのむこうずねが長すぎですね。股間も上がり気味で胴体が短縮されていると
思われる絵となっています。
頭
次に頭です。マテリアちゃんは大き目になっています。これは髪の毛も合わせて塊としてみています。
フミナちゃんは若干小さめの設定。
肩幅
次に肩幅ではマテリアちゃんは明らかに小さく設定されていますね。
一方フミナちゃんは標準の大きさと言ってもいいでしょう。
骨盤
骨盤の大きさはマテリアちゃんは小さいですが、フミナちゃんは標準の大きさ。
肌の質感
肌の質感。マテリアちゃんの方では若干の透け感のある素材が採用されています。
フミナちゃんではKPS樹脂でしょうか、透け感のないマットな素材が採用されています。
関節の付き方
次に関節の付き方です。マテリアちゃんは挟み込む球体関節だが押し込めてあります。
肩では露出が少なくなるように絶妙に隠されていて違和感が少ない。
フミナちゃんには引き出し機構のギミック付き。
引き出すことでより広範囲な可動領域を見込んでいます。
マテリアよりは少し目立つ感じはあります。
モモあげしたときの違和感。
フミナちゃんを紹介したときのコメントでも一番問題となっていました。
コメントをくださった方の言う通りマテリアちゃんでは隙間がほぼありませんでした。
股関節にはスライド機構により体育すわりまでが出来、座った時の状態が前方に倒すことが出来て自然な座り方が出来ます。
一方フミナちゃんの最大の弱点ですが、お尻に隙間が大きく開いてしまいました。
内部の関節機構が丸見えになってしまいました。手を後ろで支える形でないと後方へ転んでしまいます。パーツ干渉により前方に傾けることが出来ませ
全体の印象
マテリアちゃんでは女性らアしい柔らかい感じの線でつながっている。漫画体形とでも言いましょうか。
フミナちゃんでは線が直線的に見えますね。私の印象ではマテリアちゃんよりは萌え要素がすくなめかと思います。
全体のまとめです。
双方発売時期の違うもので比較しているのですが、後発のフミナちゃんでは基礎的な大きさと比率は守っているようです。しかし守っていないマテリアちゃんでは華奢な女の子感がありました。フミナちゃんでは元気な女の子を思わせますが、線が直線的なところと、関節の二重機構などひじの処理はコトブキヤに一日の長があると思います。
お尻と大腿部の関節の動きは柔らかさをもった形状が連続して最大可動域までをカバーしているかどうかです。ポージングを取らせたときの最終形状では大きくマテリアのほうに軍配が上がったと言えます。
後発であることと素材の強みを生かした関節の引き出し機構で可動範囲を伸ばす方向性のバンダイ。線の柔らかさと女子の萌え要素をしっかりと表現が出来ているコトブキヤとなりました。
いかがだったでしょうか。ほぼ同じ大きさの組み立て式フィギュアで比較してみるとそれぞれのメーカーの考え方がよく分かりましたね。
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