WAVE1/24 スコープドッグを作ろう その3

前回の続きコクピットの基本塗装はおわったので

内部のチッピングです。スポンジのきれっぱしをピンセットでツマんでw

アクリルのグレーならなんでもいいでしょう。エナメルでもいいよ。余分な塗料はペーパータオルでポンポン払っておいて

傷が出来そうなところに押す。海外ではスポンジテクニックって言ってたね。スポンジチッピングに勝るものなし。単に筆でチッピングするのがおっくうな人pzeroです。過去ろくなことがないからね。

角という角にチップしていきました。どうせ見えないところなんだけどほどほどにねw

キリコのこの酸素ボンベが天井の輪っかのところに干渉することが発覚。剥がれているところがぶつかっています。削り取ります。

モーターツールでぎゅいんと面取りしました。またグレーで塗っておきます。

コクピットフレームの接着。ここは荷がかかる場所なのでしっかり目に接着しておきましょう。

反対側も接着剤を塗る。

フレームは5面を覆う構造なのですべてのピンダボに接着剤を回すことでガッチリ固定します。

ここです。この三方のパーツの継ぎ目が正面に2本走りますのでこれは消しておきましょう。これを消すために先にコクピットを作ったんですからね。モーターで継ぎ目でえぐります。

その継ぎ目にタミヤイージーサンディングで埋めました。

320程度で粗削りし、800まで砥ぎます。正面に来るところでここにヤスリ傷などがあればそれだけでがっかりしますでしょ。こういうの一番大事なところです。あとで気が付く後悔ではなく出来るだけ初期段階できっちり処理ですw

サフのあと。

くみ上げましたところ、股関節が開脚しまくる問題が発覚。なんで?素組時は何ともないと思ってたんだけど。

このパーツの中央の横軸ヒンジが緩いようです。左右から挟む力を発揮させるためにガッチリ接着で一晩乾燥器に放り込んでおきました。

まだ股関節開脚の緩さはありますが、何とかいける程度に復帰。サーフェーサー後の状態です。

タミヤアクリル、ジャーマングレーを用意。

アーマーの裏にグレーを吹き付けます。こうすることでもしも裏が見えても大丈夫。

くるぶしの中身ももれなくジャーマングレー。

ダムの裏に張り付くアーマーの裏にも塗っておきます。他ハンドの甲に付いているアーマー類。ひざの関節の裏やそういった場所に吹き付けておきました。

次にオモテに見える場所へ移行します。いわゆるシャドウ吹きを行います。

一段回目のシャドウに使ったグレーに、フラットブラックをついかすることでさらに色の黒いシャドウを作ります。

物体の陰になるところを強調しています。

黒ばっかりやってたら真っ黒になっちゃうので白い方にも振ります。これでB&Wの基本が出来ます。

明るいところって上から光が当たったから明るいのではありませんw

このような感じにB&Wが出来ます。でもねーこれじゃねー綺麗なだけですからねー

ボトムズって名前の出来としては面白くないですよね。

とりあえず色足していこうかなと。この一発目がかなり勇気が要ります。自分は油彩を最高の塗料とは思っていませんが、これでしかできないものがあります。だから油彩を使うんですが、皆さんこれさえあれば出来ると思っているかもしれませんが大きな誤解です。

まず陰になりそうなところやスミイレでもしてみるかって感じで塗料を置く。

こんな感じで影が出来たらいいなってところに置く。

パフスポンジで拭き上げます。全部綺麗にふき取ってもいいんですけどそこはあなたのセンス次第wセンスって言いたくないんですけどこれは絵だと思って拭きましょう。いいですか、絵なんです。

もちろん綿棒でふき取る場所もあるし、ぺトロールできれいにふき取ることもあります。

さらに、ビッグ錠先生の食いしん坊の子供がやるような感じで「スポンジチッピングw」すると観客のちょい詳しい感じのおじさんが「こんなタイミングにチッピングかー!?」みたいな感じでチッピングw

筆でやると時間がかかって仕方ないからスポンジで好きなところをチッピングしました。

腕もさっきの油彩をふき上げて延ばす。

そしてチッピングする。

チッピングする!

ありとあらゆる角にチップを刺す。ちなみに塗料はウェザリングカラーのグランドブラウンです。これを採用するのは油彩だと乾くのが遅い。下の油彩と相性が悪い水性アクリルはダメ。となるとウェザリングカラーしか選択肢がありません。あれは油彩のようなエナメルのような、乾きは早いしね。

定着したら組み立。

バラバラで作業をした結果。一旦こんな形でテクスチャー付きの青いスコープドッグが出来上がりです。

この写真を穴が開くほど見つめて次へ行きます。何を見ているかというとコントラストの加減です。光の上下の関係、あと目立つ間違いなどを観察します。

ちなみにサフ後のB&Wと青系テクスチャー付きの状態を比較。ちょっとは面白くなってきたかしらん。

次の日。伸ばした油彩も乾いたところを見計らってウェザリングカラーの白を明るいところにスポンジでポンポンたたいておきます。

この筆はドライブラシ用の豚毛の筆です。これで擦る。擦る!

スポンジのテクスチャーが消えない程度で擦る。

肩がきれいなままなのは最後に継ぎ目けしが残っているからです。

いい具合のコントラストが得られました。

左は一回目のテクスチャー。二回目がコントラストをさらに強調したものです。だいぶきつめになりましたね。

ここまで来たら肩のアーマーの継ぎ目を消す決心がつきました。これ以上この部分を放置していたら他のパーツの色が追いかけられなくなりそうなので。肩の内部の色とこのアーマーは色が違うのでいつのタイミングにしようかと揺らいでいたのです。ここまで来たらもういいや。ってなりました。

初めから接着しておけばよかったかもな。

イージーサンディング。

継ぎ目になるところは一段落としてあります。瞬着を流し込んで、成形。

タミヤパテでテクスチャーを付けておきます。ボトムズの作り方の定番の工作です。

こんな感じに鋳造表現しておきます。

次は緑色に染め上げます。

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