ただの一般素人が3Dプリンターをド素人導入。模型製作においてどのように役立てるかを模索しているわけですが
まずはデータを購入しただただ出力することに楽しんでいる日々ですｗ
まずはプリントすることになれなくてはね＾＾；
形状的な条件もあるだろうし、レジンの温度管理が大事だということも聞いたりしていますが、うちの環境だと冬場どうなるのかも知りたいところ。レジンの種類も関係するんでしょう。現状水洗いUVレジン一択になりますけどね＾＾；
前回のバーバリアンから一転こちらはハンターというモチーフです。バーバリアンと同じ造形作家さんのデータを購入し、プリントアウトしました。これで大体500ｍｌの水洗いレジンを2/3以上使っています。そこまでの重さは実際は消費しているわけではないのですが、出力の失敗やサポート材なども使うので見た目の二割増しくらいに考えるといいのかな？
素材は水洗いレジンです。500ｍｌ一本相場も変動するし色によっても変わるようなので一律ではないですがお値段大体3ｋ～4ｋです。
データ購入はこの作家さんの場合16ドルから24ドル程度が相場のようです。
出力をどこまでするかは購入者の技量次第ですが、うちのプリンターは光造形タイプですのでプラットフォームの大きさに限りがあります。このモデルは地面のベースがやたら大きく30平方センチほどの床面積がありそうなものなのでベースの出力はあきらめております。うちの環境で立たせて飾るには自作ベースしかないでしょう。
セリアで売られていたヒノキブロック2個百円とダイソーの小さい方の四角い木製ブロックを4個貼り付けて持ち手にしました。下段4個綺麗に並べて貼り付けた方がいいじゃん？と思われるのは承知の上ですが、塗装時に持ちやすい形に貼り付けました。実際木工接着剤を塗った後自分の手で握った形です。下段の二個は安定化のため地面に接地させています。
すっぽりと手に収まるのだ。
出力したパーツが上から下までそろって重心のバランスが解るようになったところで足の裏に2ｍｍ線を通し、ヒノキブロックに穴をあけて固定。その周辺にマジスカパテを寄せるように貼り付けてあります。
もちろん造形物にはこじれば取れるように分離剤としてワセリンを塗りたくっていますよ。
さて、ここからは継ぎ目に関して話を進めます。このひざ当てのすき間には木部パテが噛ませてあります。
剥がしてみるとこのようにしてあるんですね。丸いのは何かというと。
ネオジム磁石です。出っ張ってますね。一応一段下げたつもりなんですけどもちょっと厳しいものがあります。
それは材質の硬さです。いつものエポキシレジンとは違ってこっちは固いんですよ。簡単に割れちゃう。曲げ強度がエポキシに比べてかなり低いのです。細いところにギリギリの穴をあけると割れます。解りましょうか？エポキシレジンならそれが起きません。なので小さいところにネオジムを使うとき穴の深さを慎重に行っています。
腕の付け根も同様にネオジムを仕込んでみたのですが、
実際のところこれは芋付けに近い。もちろん胴体内部にもネオジムを仕込んでいます3ｍｍｘ1ｍｍの大きさです。正直ネオジムの力だけではありません。パーツの勘合力にも頼りました。
ショルダーパットの付け根。既存の穴に3ｍｍドリル軸でホリホリしたあとネオジムを入れました。接着剤は瞬間接着剤です。
反対側もこのように。手順はネオジムを接着したあとでパテを盛りつけて押し付ける。芋付けになるならネオジムの上からパテおいても良かったと思います。これも経験。次回から改善していこう。
こちらスペアの矢ケースに。重量もないので芋付けそのまま採用。
ポケットボックスも同様です。
太もものサイドアーマーは隙間にパテを詰め込むことで密着感を上げる効果を期待。
対応部分です。
ボウガンの弦は一応出力されていたのですが、細すぎでサポート材に引っ張られたり、乾燥したあと収縮するためなのか、なにかと変形してしまいましたので、それなりの太さのあるステンレス線に交換。
フットパーツと脚部での隙間があったのでドーナツにしたパテを間に挟んで押し付けて固めてやります。
抜いたらこんな感じです。流石にここは磁石では無理。最も荷重がかかるところですのでアルミ線です。右のほうのブロックが砕けているのがお分かりいただけますでしょうか。これがUVレジンの物性の特徴です。曲げ強度が低いのです。あれくらいでは「散弾ではなぁ！」ブランブルタークのセリフを吐きながら瞬間接着剤でアルミ線を接着固定しました。「やらせはせん！」のほうが良かったかもしれん？
ちなみに前作のバーバリアンさんはこのような男らしい雰囲気に仕上がっています。このレベルの出力品ならもっと欲しいですね。
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