大きな模型を保管するときホント大変です。
そんな心配するなら買うなと言われそうですが、作りたいんじゃー!
そんなこんなで作ったら保管をどうするかもちゃんと考えておきませんとね。家族からは敬遠されたり、せっかく作った作品なのだから長期に保管することも「模型ライフ」の一環といっても過言ではないと思います。そこで先日製作したF14Aトムキャットをどう保管するかを考えました。過去にもいくつか考えたものがありましたが、今回でタミヤは二作目ですから更新いたします。
まずはこの箱を見つけました。30㎝x30㎝x12㎝です。スタンダードプロダクトというイオンにある雑貨店で見つけてきました。価格は500円もしますが、まー量産品で、手に入る時期も長いだろうという算段です。
おまけについていた甲板の厚紙は流石に入りきらなかったので10センチほどカットして天面に置くことにしました。
緩衝材をいちまい載せておきました。本体はこのように支えを付けて輪ゴムの力で固定されています。
輪ゴムはスタイロフォームに刺したつまようじに引っかけることで張力を発生しています。これなら多少箱が揺れても内部では機体は揺るがず固定できることでありましょう。
それでは製作していきます。スタイロフォームが無ければ発泡スチロールでも構いません。ダイソーで板の発泡スチロールが売られていますよ。
今はこの状態でラップをかけたままで棚の上に保管しておりました。支えている台は板切れにこれま他スタイロフォームで作った支えに乗せてあります。これは製作作業中に実際に使用していたオードナンスです。
で、主翼は接着しておりませんのですっと抜くことが出来ます。尾翼も全部取っ払います。
先のオードナンスの形状をそのまま採用します。トレースしましょう。
トレースからカッターで切り抜きます。
前後二か所で支えます。
スタイロフォームで柱を作って下に支えとします。
フォームにつまようじを刺して
輪ゴムで引っかける。この要領で進めます。
完成品を実際において位置を合わせマジックでスタイロフォームの場所を底に印をつけておきます。
紙の段ボールとスタイロフォームを接着します。こういう時のGPクリヤーはほんと頼りになりますね。
塗って数分お待ちになって接着してあげてください。
載せて
その他の支えとして主翼の内部構造体を展開しその下にもスタイロフォームのブロックを差し込みました。デルタ翼のところにも抑えとして追加しておきます。それぞれに輪ゴムを掛ける方向につまようじを刺すだけ。
あとはここに輪ゴムを引っかけて機体を抑えることとします。ただし、輪ゴム硫化物が混入していますので劣化時にプラをとかす可能性があります。せめて塗装面にはゴムが直接当たらないように紙を当てておくといいでしょう。
梱包材です。薄っぺらい発泡スチロール製の紙?ダイソーにあるよ。
こんな感じでクッションを挟んでおきます。
一方主翼やら尾翼やらはこのように梱包材で巻きとって
くるくる
輪ゴムで留めて出来るだけジッパー付き袋に入れて中で暴れないようにしておきましょう。もし展示会にもっていくならと考えると、こうしておくと心配が減りますよね?
接着していないキャノピーも梱包。
隙間を利用して、主翼尾翼、余剰パーツを敷き詰めておきます。機首には繊細なパーツが張り付いていますのであの空間だけはものが来ないようにフォームでバリアーしておきました。
蓋を閉じます。
横っ腹には何が入っているのかが解るようにパッケージを一部カットしたものを貼り付けておきましょうね。
ということでこの箱ともおさらばします。カットしてこの面だけを残し、他は分解して古紙へ。
めでたく5年前に作ったトムキャットの格納庫が出来上がり。
このF14が上に向いている理由はぶら下げているミサイル兵装が多くて下にすると不安定なので上向きにしてあります。下にぶら下がっているものは見えないので取り出すときにトラブルが起きないようにするため。なんですね。
あと、製作時からこの設計で保管することを考えて製作しないと出来ません。垂直尾翼は高さの観点から一番ネックになります。ここが重要です。
この調子ならあと何個か作っても大丈夫かなw
F14は定期的に作りたくなる時期が年に数回来ますが、保管を考えると手を出しにくいテーマでした。しかしこれなら完成後の心配が減りますので躊躇なく作ることが出来るのではないかと思います。
コメント