M26 パーシングをつくろう(その2

土曜日の夜のライブ配信ではたくさんのご参加誠にありがとうございました。日曜日は晴れなので山の練習に出かけるため日曜日ではなく土曜日に行いました。おおトリにはバスターランチャー付きのKOGをご紹介させていただきました。ご来場ありがとうございます。

滞っていたパーシングの記事を書きます。

B&Wはあくまで目安であることを伝えておきます。これがもとで上から透明系緑色をドバーっとかければ上手くいくと考えている人が大勢います。これは紙面では理解しずらいのかと思います。私も何度も失敗を繰り返して検証して理解できたので白と黒は残しましょう。

「え?!何言ってんのあんた」

さっきの白と黒の間を塗るんだ。タネを明かせばなんだそんなことなのかと、ミネバオードリーも言ってたやつです。上にある写真。目を細めてみてほしい。四角いパネルがたくさんありますね。すべてこの法則にのっとっています。黒と白。右上が白左下が黒。これを逆にしてもいい。それは単なるパターンです。なので子供でも覚えたら出来る。ただそれだけです。解明するのには苦労しましたけど。

曲面や曲線はどうするの?下を見てくれぃ。

好みによるけど奥に行くほど白。手前ほど暗い色でまとめる。とくにターレットはその車体の一番上面だからほとんど白を残せばそれでよい。マントレットのところは黒い方がなんかカッコイイ。

本来ならシャーマンは茶色に近いオリーブドラブです。こんな鮮やかな緑のはずはないです。そんなことはしってますよ。緑で鮮やかに塗りたいだけなのです。ですが心持茶色を入れましょう。緑と白の間に軽く茶色を載せておきました。

この程度にしか入れていませんが最初の緑一色よりはまともにオリーブドラブに近い?

戦車模型っつーのは正面から見て上からのぞき込むもんだよ。

ならそれに合わせて色を乗せるのがいいんじゃないかという論理。

細かい塗り分け部分を筆で塗ります。マフラーは最後の最後です。とりあえず下地のまま。

転輪の塗装も思いのまま

転輪はゴム部分はラバーブラックで塗って~、なんていちいち筆でやってたら大変なので量産形式です。最初からラバーブラックでぶわーっと全体を吹きつける。その後で写真のようにテンプレートで合う直径の傘を掛けて上から塗装します。今はホワイトを載せて下地色を作っています。

上から緑色。将来ゴム部分と緑のところが分からないくらい汚しちゃうんだからこんな塗り分けも意味あるのかなと思ってしまったりしますけど、尊敬するナイトシフトさんですら元のいろが分からないくらいに汚し塗られています。ワシも工場出荷時で完成させるのは嫌なので汚しを行いますが、この苦労は何だろうと常々時間がもったいないと感じるところ。中には組んだままなんとなくエアブラシでみどりー!グレー!、ばふー!ってのがいいかもしれないですね。そりゃ手間を掛ければきりがないこともいくつも思いつけますよ。

パターン化させた汚しルーティン

そんな私がパターン化させている足回りハル部分の泥汚れルーティン。まずはテクスチャー系のアクリル塗料ライトグレーSTONYを使ってまぶします。

まぶまぶします。これ砂粒が入ってとても重宝。

次に。日本にはこんな誇れるウェザリングマテリアルがあるのだ。ウェザリングペーストマッドブラウン。これを下のほうにまぶす。

乾くと全く持って違う色になりますが、永遠に乾かなければいいのに。ウェットクリアーを混ぜたりすると艶っぽくなりますけどそれが入るとなんかめっちゃわざとらしく見えちゃうので嫌なんですよね。

綿棒でふき取る。というより全体にマッドブラウンをなじませます。

ところどころ下層のハルレッドが見えるくらいにする。それらしい雰囲気がでますな。

ダークブラウンを使ってサスペンション回りに濃く色を乗せるといかにもさっきまで走っていた、それらしくなります。

しかーし!なんと鮮やかな緑の転輪が苦労したほとんどすべてを隠してしまうのでありましたwだからここはオミットする人が多いんだろうね。見えないし。この時点で見える色はなに色でしょう。ダークイエローと影になる黒でしょうかね。これを最初から塗っておくだけでそれなりになるはずだから。実験してみたいところです。

ワシのスミイレはこれじゃ

ウェザリングカラーのダークブラウンでスミイレします。あ、タミヤのスミイレ塗料でもOKですよ。こっちの方が濃いから使っています。もう最初から最後まで同じ塗料を使っても同じ効果だせるんならそれがベストです。そのように持って行くのも自分がいかに効率よく作り倒せるかのカギですもんね。

スミイレ中。

下地がマットなのであまり外に漏れないように。

漏れたところはみ出ているところは溶剤を染ませた綿棒でぬぐい取ります。若干は残ってもいいんですけど色の境目が残るようなのはNGです。そういうのが残らないようにスミイレする繊細さが求められます。

実はこの部分私もまだまだですが丁寧はめちゃ大事ってことですよね。

タミヤマークフィット

デカール糊で痛い目に遭っているのでフィットのほうを使いますw

ハイライトとか影とかはコントラスト表現です。

出っ張り部分のトップに緑と白を混ぜたものを乗せます。ハイライトの部分ですね。これの効果を言いますと「みんながやっているから。」と言いう理由はとても納得いきませんのでちゃんとした理由を言います。さっきスミイレを行ったところは陰の色がついたわけです。ものが下に置いてある。そこは周辺が暗くなる。解りますね。下は暗いが上は明るいってことですね。だからトップ部分にはハイライトを持ってくる。こういう理由です。なのでその法則でない部分にこの白っぽい緑をおくのは不正解になります。

この写真を見るだけでもその法則にのっとっているのがお分かりになるかと思います。出っ張りは白っぽく引っ込んだところは暗い。法則に従って塗ってるだけ。

ケツに行くほど白く手前に来るほど暗い。法則に従うだけです。

そうそう。そんなのは完成したあんたの作品は極端だろって思うでしょ。そうです、かなり極端に振っています。いまは全振りです。いずれ飽きるのでその時にマイルドになりましょう。たぶんw

塗るときに角度を調整することが出来ます。うちのやつはカメラクランプなのでつまみねじ一個調整するだけで角度も自由自在。

塗りやすい角度に一発調整。

グリーンスタッフワールドのスポンジです。道具に頼る自分です。

楽だわ~。あまり入れすぎるとわざとらしくなるので控えめに。前回のシャーマンの時にわざとらしすぎたので反省ですw

かどっちょにポンポンたたきます。これ実はさっきのハイライトの色です。この白を行った後で茶色とか濃いグレーでチップを入れていくわけですが、チッピングのハイライトでははやりハイライト部分に多めに入れておくと効果が上がります。なんでか?見た目が明るいところは目立つ部分が下がるからです。濃いところはいかにもわざとらしく見えてしまうからなんですね。

ベルト履帯

履帯の塗装です。タミヤの戦車は軟性樹脂の履帯が多くこれの塗装についてはこの方法が私のベストというものをご紹介しておきます。まずはなんでもいいので木の板に両面テープで軽く固定します。

ホルツのバンパープライマーを吹きつけます。軽くでいい。

スプレーがあればそれでいいのですが、エアブラシでもおk。シャーっと

ドライヤーで乾燥させています。あまり強くやると溶けちゃうから注意です。温まったなと思ったら止める程度です。あとは温められた温度で揮発。

この上からウェザリングペーストを隙間に塗りこむようにしてセンターガイドに銀色をまぶして輪っかになるように接着。転輪に巻いて完了ですね。

次回完成となります。お楽しみに。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。