HONDA RA272その2

RA272の続きです。最終組み立ての直前まで。

シートの塗り分け。ちょっと塗料の厚みが足りない。ダークシーグレーで修正します。

シャーシにサフェーサーを吹き付けています。

ボディにも。この掴んでいるところはランナーです。この状態であとからカットします。

サフでやっとパーティングラインの消した後が分かるものがあります。成形色は白くて反射してしまって、小さなラインや傷はさっぱりわからないからね。透けを防止する意味でもプライマー入れたサフは必要ですな。

削り落とすとすべてのエンド部分がパーティングラインだということがよくわかります。だから開口しているとこは内側でエンドになってるから内部もうっすら削りました。飛行機のインテークと同じでございます。

上面のヘリに出ていたパティングライン。削りました。

サークルカッターで切ったマステの外側をホイールに貼る。このあとX18で内部を塗りました。

ボディカラータミヤのレーシングホワイトを用意しました。これ一個だけの通販しちゃった。ヨドバシさんごめんね^^;

うっすらうっすらと4周します。

ほぼ終わりでこれくらいの発色。なかなかの隠ぺい力。

マステを貼って曲線を描くようにカット。曲面のマスキングでよく使う手です。

湾曲した部分のマスキングです。

このシャシー下部のマスキングが一番複雑でした。FSSシリーズでもこの複雑なマスキングを要求されることは滅多にない。そう、オージェの肩内面くらいの塗り分けと同レベルだったぜ。それでも筆塗りで補正入れなきゃ追いつかなかった。

サスアームはセミグロスブラックx18です。その塗り分け。

マステを外す。

噴きこぼれ無しでよかった。

丸い楕円形の部分はフラットアルミで筆塗り。はみ出たところは綿棒にエナメル溶剤を含ませてふき取り。この作業はどのジャンルも同じです。

ブレーキオイルタンク?はクロームシルバーで塗り分け。白黒銀色が同一パーツにあるものだから塗り分け手順に気を使います。どこをエアブラシでどれを筆で仕上げるか。面積の小さいものを筆でやるのが正解ですが、見えるところは出来るだけエアブラシで統一したいものです。

このパイプの色ははっきり言って知らん。緑と青にしておいたのは妄想の産物です。

ショックアブソーバーのシリンダー部は指定でオレンジです。ちゃんと指定を塗りましたよw

いよいよデカールです。このデカール作業がやりたかったのでこっから本気出す!

ハサミで貼る順を考慮しながらカットしましょう。直線部分で余白を切れるものははさみで余白も切る。

ケミカル繊維に水を含ませて上に載せていきます。いきなり全部乗せると時間が足らなくなることもあるので最小限にとどめて載せます。ガンプラの指定なしのコーションマークを貼るのとは違います。ちゃんと指定を守らねばならないから確認作業を含めると難易度が高いのは確かです。位置決定にマステを使ったり定規も使うかもしれませんしね。

買った。

マークフィットスーパーハードはちょっときついわ。位置合わせで動かそうとすると動かない。ノーマルのマークフィットだと動いていたはずの時間がぐっと短くなる感じ。ノーマル版はちょっと糊成分が薄い気もするし、今度混ぜてみようかな。位置調整には水をたっぷり含ませた筆でごしごし下に入れて剥がして調整しました。実はめっちゃ大変。

この作業ヒートガンであたためて密着させる方法です。プラモは見てなんぼで紹介されていましたね。横山先生もスケビで紹介していた方法。しかし、あのリベットの上から下に掛けてシワが入る。どうにもならん。

ということで今度は川口信義さんが紹介していた方法。これは初めて見たときは10年以上前の「プラモ作ろう」で「マクラーレンホンダMP4/6製作」で紹介されていました。はんだごてでホット綿棒押し当てできれいに伸びるのだよ。これもコツがあるから慎重にね。

かなり伸びてくれました。

これより複雑なデカール貼りも今後出てくるだろう。

拡大しました。矢印上と左はリベットの上から貼ったところ。下の矢印は何かのモールド。マスキングして塗った方がよかったのかもしれません。どっちが良かったんだろうなぁ。

メーターパネルのメーターのデカール貼り。ここも複雑なモールドがあるのでホット綿棒押し当てで密着。

UVレジンも考えましたが、ここはアクリルのクリアーを載せています。

キラりと反射。

11はギンサー車です。あの数字の間には余白があります。位置を決定する余白なのでカットは行いませんでした。

24時間自然乾燥させてEXクリアーを使いコートします。3周。

ヒートガンを採用したところデカールの密着度はかなり向上しました。ただし、デカールを貼るためのノリはいつも使っているものを選ぶ、もしくは新鮮なデカールであればそのままを使うなども考えた方がいいかもしれません。

何にしても塗装表面の性状をみて選ぶわけですが、見極めのポイントは何度も繰り返して養われるものなのでしょう。

失敗と成功の連続なのでありますよ^^;

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