ここ。車体後部のデッキは下回りになくてもいいじゃんこんな屋根と思えるような場所があります。ここが二枚の板で箱状になるような設計ですが、留めになるものがありません。内部の梁もなく抑えると軽く歪みが来ます。特に接着してほったらかしでも構わないのですが、おさえるとゴワンゴワンします。
1mm板をx2でスペーサーを作り挟んでおきました。これでゴワゴワしません。これにて上面と接着します。
表面がてかてかになっていますね。タミヤセメントで塗りつけています。
戦車の装甲である圧延鋼板は厚い板をローラーで延ばす工程があってその最後の表面はこんな肌になるのだとか。一法としてセメントをぬって筆でたたくという方法です。
硬化乾燥が終わったらぺーパーで凸凹が残るようにやすりました。この240はだいぶ使い古していますので実際は500番以下ですね。
なかなか良い風合い。
ヒートペンを取り出します。これだけの圧延鋼板。部材カットするときには溶断という方法をつかってパーツに切るのだそうで。モデルはないモールドを追加しましょう。そこでこの道具が登場です。
部材同士がかみ合うようなパーツ設計となって貼り合わせされていますのでこの切口木口に「溶断しましたー!」と見えるようなキャッチーなギザギザを刻んでやりましょう。
少々オーバーに見えるかもしれませんね。この後で軽くペーパーを掛けて流し込みセメントで少し抑えておきます。
車外品パーツを取り付け。配置は適当です。このパーツを取り付けるとか付けないとかインストには記されておりません。こちらのパーツはおまけ的存在でして、好きなようにしてねというところでしょう。せっかくなので演出の効果を狙って貼りつけておきました。消火器とシャックル、トンカチと履帯外し用の棒とかスコップ等々。ワイヤーだけは車体の長さの割に貼り付けるのを躊躇しています。後方の増加装甲を取り付けた後で貼るかも?
OVMの各パーツには一応留め具のモールドもデザインされていますのでこちら芋付けですが貼りつけました。
車体下部へのウェザリングを終え転輪を取り付けてみた。車体塗装時には外しますが、様子をうかがいたい。
履帯も取り付けたところです。
迫力ありますね。かっこいいです。こうなると転輪取り付けの難易度には特にどうでもよくなります。最後がここまでくれば苦労も忘れる。しかし問題は履帯。履帯のデザインをリファイン出来ないだろうか。両端が一直線ではなく端にいくにしたがって薄くなるデザインの履帯であってくれればもっとかっこよくなると思います。
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