MS14C ゲルググキャノン

本日レビュー動画 旧キットゲルググキャノンを配信いたしました。

キット自体は再販ものです。内容物はキットランナーにデカールと取扱説明書。

そのまま組み立ててみると古いキットであることを思い出させるバリがあります。また接着面にも接着を妨げるバリが出ているところがありますのでここは平面だしのヤスリ板で取り除いたうえで接着を行うほうが良いでしょう。

取扱説明書 豪華解説書あり

↑ これはHGUCのゲルググキャノン
こちらが旧キットのもの

写真: MS14C002
デカール・なぎなたの柄、ジェット推進装置左右、ハンドパーツ開き手左右、長刀のマウント。
写真: MS14C004
付属していたデカール、形状状態ともに良好。デザインも発色も良好。

長刀には手で持たせる場合はグー握り手を使用するように書かれています。両方で持たせるか、片手で持たせるかを選択するようになっています。両手で持たせても手が前に回ってくれるのが助かります。

写真: MS14C005
写真: MS14C009
380mmx3ロケットランチャー

写真: MS14C010
腕についているブロックは地上用ジェット推進装置だったのを外してこちらの追加アーマーに交換しています。宇宙の運用ではこの装甲でシールドの代りにしていたのかも?

ゲルググと言えばあの大きなアーモンド型のシールドが思い浮かびますが、ゲルググキャノンは遠距離からの攻撃ということもあるのかシールド装備は無いようです。

写真: MS14C012
首下のモールドはインジェクションでパーツの分割もなければこれが限界なのでしょう。

首パーツとヘッドパーツは別になっていて顔を上下させる可動軸あり。左右に振るのは首パーツと胴体パーツのハサミこみ軸で行われます。

写真: MS14C013
キャノン砲は水陸用メガ粒子砲から発案されたものらしい。
写真: MS14C015
ハイディテールなキャノンパックが再現なされています。MSVキットの良いところですね。
写真: MS14C016
足裏にも大型スラスター

推進装置はツィマッド社が担当していたところなので配置形状が直近のドムとそっくりです。

写真: MS14C017
下斜めから見る。

高出力で高性能高機動を求められたガンダムよりも性能は上を目指したゲルググは730機以上の生産がされる予定でしたが、途中で終戦を迎えることになります。

写真: MS14C018
ダクトフィンは地上での使用時にはエアーインテークとして機能する。
写真: MS14C020
腕と肩と脇にはそれぞれ関節があり、当時の関節の構造としてはかなり複雑なもの。しっかりと動かすなら今の自分の接着技術を駆使しても高いレベルを要求される。
写真: MS14C001
肩と腕回りの可動範囲。

かつてはゲルググの1/100で遊んだ記憶があって、その当時思い出すのは肩と胴体は接着方式だった。腕が前に上がらずほとんど棒立ちに近かったのを思い出します。そのゲルググがMSVゲルググキャノンとなって再登場したのは知ってはいたけど随分な改良点があったのですね。方回りの蛇腹モールドが脇から延びるような蝶番ギミック可動回転軸、ショルダーアーマーは軸可動が可能でヒジには回転軸が備えられています。

380mmロケットランチャーやビームキャノンなどの装備は少数精鋭を思わせる装備であったと理解できます。

しかし初期ロット24機でC型のキャノン装備は15機。バランスはこれで良かったんでしょうかね^^;

追加で122機生産途中だったってことですが、これまでのパイロット兵はザクやドムになれていたのでそっちを好んで使ったとも解説書にありました。なるほど戦争末期でジオンに兵なしといったレビルの言葉も思い出しました。

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