TAMIYA1/48ヤクトパンター後期型をつくろう

連休前に積んでいたヤクトパンターを組み始めました。正直履帯以外は切って貼るだけですので3時間足らずで素組完了です。

製作の目的

色味の上から下の表現の基礎。

セオリー通り。このキットは古いタイプの48シリーズなのでダイカスト製のシャシーです。ねじ穴はありますので2か所付けてオードナンスに固定出来るだけでも良いとしておきます。

ただし転輪の合いがとても緩く設定されていますので接着剤なしでは取り付けてもポロポロ落ちてしまいます。「戦車模型にあるある」ですが仮に止めておく接着剤BBXが登場。ほかピットマルチノリなどでもいいでしょう。仮固定しておいて履帯を取り付けます。

履帯の作り方

はブロックごとに分かれています。機動輪とアイドラーホイルのところなどは曲がった形状になるので一コマずつ屋二コマづつの小さなものに分かれていてそれぞれを接着する形式。私はすべてを一直線に並べて流し込み接着剤を塗って10分程度待ったところで転輪に巻き付ける方式を取ります。この溶き接着はしません。一晩明けて取り外します。

このように綺麗に外せます。利点としては履帯と転輪、車体下を別々に塗装することが出来ますのでより実車に近い汚しが出来ると思います。ただそこまで人に見せないし見るのは自分だけだったりもします^^;

それがプラモってもんよーw

転輪塗装

転輪の穴を利用して突き刺します。つまようじの先を少しカットして穴にキュキュッとはめ込んであります。

転輪の塗装手順はまずゴム部分のグレーで全体を塗る→三色迷彩ならダークイエロー、ブラウン、グリーンなどで各々を塗ります。転輪の輪っかの塗り分けでは100円ショップで買ったステンシル定規の〇の穴を利用して塗っていくといいでしょう。0.5mm間隔で円を描く穴のついた定規にあてがい、エアブラシでささーっと塗っておきました。

ここから先はライブ配信にしてあります。JAMSに飛んでみてっやってくださるとわかると思います。くれぐれもJAMsチャンネルでは登録者は増やしたくないのでございます。大人(おっさん)のたまり場なのです。

スケール感のある塗装

この塗装表面の作り方が今のテーマです。上から下までの色の移り変り。

一番下はクレオスのグレーサフ→ホワイトサフ(別に白でもいいです。サフが余ってるから白サフw)ここまではラッカー系で一番塗装膜を強くしておきます。

MIGのシェーダーを使います。角の隅っこの暗いところに塗装。いわゆるシェーディングってやつです。モジュレーションぽく角にマスクして強調する吹き付け方をしてあります。

次にタミヤアクリルのダークイエロー+ホワイト+フラットイエローを自分の好みで混色します。箱の絵をみてもいいしネットの中の画像を見るといいでしょう。目で見た色をその場で作ります。大体写真よりイラストで描かれているもののほうが色を作りやすいですよ。

色の濃いところを作ります。影になる部分ですが、この色は何を使うのかというと先に作ったダークイエローメインカラーがありますね。これの暗い色を作ります。明度の下がった色を作りましょう。グリーンであれば濃緑色をつくる。明度の明るいものならパークグリーンというパターンを覚えておくといいですね。

もちろん混色で済ませられるのが一番です。腕に覚えがある人ならさらにアクリルではなくエナメル系を使ってのちのふき取りを考えた混色をお勧めいたします。

いわゆるピンウォッシュです。動画見てもらったら解ると思います。長いけどw

デカールとOVM塗り分け

部分的なOVMなどの塗り分けが終わり、デカールを貼りつけた後です。乾燥が終わったらセミグロスクリアーで保護して塗装面を一旦リセットします。チッピングをやりたい場合はアクリル系を使うかハンブロールで対応するといいでしょう。まだ行っていません。

シャシー下の泥汚れのストーリー

履帯を外す工法を取ることでもっともな利点の一つです。このシャシーの下回りの泥汚れの方法

下地からアクリル系のテクスチャーアースというワイルダーの塗料をこすりつけてあります。無ければタミヤのテクスチャーペイントがいいのかも。

乾燥後にクレオスのウェザリングペーストを塗りこみます。最初はレッドマット次にマッドイエローを塗ります。機械的に出っ張りのあるところにはウェザリングカラーのグランドブラウンを少々塗ります。画像の黒く見えるところです。

このように色味のメリハリを付けた後で硬めの筆(豚毛)などでふき取りを行っています。これはあくまで演出的なものですからなんの法則性もありませんが、私は大体3か所から4か所の泥が付いた後に剥がれ落ちて塗装面が顔を出していますよ。的な場所を作ってあります。

剥がした場所にわざとらしくもオイルが垂れたようなスジを描き入れてあります。AKのエンジンオイルという塗料ですね。エナメル系のもので塗ったあとは艶になる塗料です。フェンダー下のシャシーにはいろんな泥んこストーリーがあるのです。

転輪と履帯の取り付け

転輪の汚しも終えて取り付けました。履帯も基本塗装のままですが取り付けています。この作業は写真にはありませんが。このタミヤのパンターはねじ一本で上下をセパレートすることが出来ますので外して履帯を取り付けました。

簡単に出来るのでお勧めです。

転輪のウェザリングはここまでにし履帯は泥をすこーし控えめにまぶして終わることにします。いつも派手なのであっさり目で行きますね。

排気管周りの後方面に関しては塗りわけだけでまだ触っていません。排気管の赤さびのウェザリングを終えたら泥ハネを行う予定です。

キットの注意点

ダイキャストシャシーのTAMIYA48はフェンダー下をいじるときにそれなりのコツが必要です。転輪を固定する方法が一番に厄介です。次に独特な履帯の形状を把握し接着方法をどう考えるかです。転輪に履帯パーツを直接接着すると失敗しますよ。取説には直に接着しているような絵がありますがあれは無理です。

初めて作った時は、それやって履帯の位置が合わず隙間をつくってしまった経験があります。なので必ず別でつないだ後、転輪に側に巻き付けるという作業をしないと美しく仕上がりが出来ないのでご注意を。

色の出方

単色車両の塗りはただベタっと塗ってもなんにも楽しくありませんので変化を付けたいですね。カラーモジュレーションもありかもしれませんし、自分の場合はB&Wの考え方も少しだけ混ざっています。無理やりスケール感を出すためにはいろいろ手間がかかるのだなぁ。

続く。

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