イラスト風塗装・アニメ塗り BL影の塗り方

アニメ塗りでの塗装方法は影の位置と形その色の選定などなど様々な要素がからんでいますが、特に本日の塗りの場所に関しては大事なところだと思います。

そうBL影。ワカメ影。

この影の重要性があってこその際立ちと立体感が出てくるといっても過言ではないでしょう。

最終的な形や位置の調整や細い線などの表現の微調整などもとても重要なので修正する手段も決め手になると思っています。

ここまで来て失敗もしたくないですよね。

これまでラッカー→アクリジョンによる塗装表面の製作をしてきたのですが、そこにもかくたる理由がありました。それは塗装膜の強度。定着の強さ。

ラッカーの上にアクリルは載ります。そして、アクリジョンはそのアクリルの中でもかなり強固ですね。ラッカーはシンナーで溶けますがアクリジョンはそれすらも溶けません。強力な定着で留まっています。

この二者より弱いものを塗ればふき取ることが出来ます。同じアクリルですがファレホを採用しました。

そして拭き取りはマジックリンを使用します。この技術が素晴らしいです。こんなこと出来るのか。ちょっと驚きですね。

アクリジョンの上に塗ったファレホのブラック。そのブラックだけが拭き取れるんです。これには正直目から鱗。

もちろんラッカーの上に塗ったものも当然問題なく拭き取れますよ。

それでは実際のBL影を塗っているところから見ていくとします。

写真: 0604028

まずは1影と2影まで塗っています。下地の黄色はラッカー、1と2影はアクリジョン。

写真: 0604019

↑ ファレホブラックでBL影を塗りました。

写真: 0604027

↑ 背中のバックパック裏は全部黒の影になりますので裏塗りもファレホで塗りました。

写真: 0604026

↑ BL影を資料イラストを見つつ塗っていきます。ここはもう絵を描いているのと同じ感覚^^;

写真: 0604023

↑ 背面のバインダーのところも。右バインダーなんて想像の産物以外の何物でもありません。デザインを考えた人の領域です。

研究と実践を繰り返して来られたんだなと。ワカメ影の真髄ですね。

写真: 0604018

↑ おやおや、塗りに集中していたらよくあることですがはみ出てしまったのです。これはよくあることですし、下が黄色だとどうにも大変な修正を強いられますね。

修正方法をあらかじめ用意したうえで下地がラッカーでありアクリジョンだったわけです。

写真: 0604017

↑ 白い容器に入っているのはマジックリンです。これに綿棒で液体を含ませます。

写真: 0604016

↑ 綿棒でふき取ります。ごしごしと。

写真: 0604015

↑ 驚き!綺麗に取れます。アクリジョンでも同じでした。

写真: 0604011

↑ こうしてBL影まで塗って一旦組み立ててみたところです。イラストにない部分で解らないところは保留にしつつ全体を済ませてあります。

汲みあがった状態で線と線がつながらないところを修正します。↑写真はフラッシュをともした写真。BL影の部分が本当に闇になりますね^^;

写真: 0604009

↑ こちらはノーマル撮影。

写真: 0604013

↑ こちらは露出過多で撮影してみました。この先若干修正を入れてハイライトを入れていきます。左のスネアーマーの影の形がいまいちですね。

スラスターも今夜中に作業を終えたいところです。

2 件のコメント

  • pZeroさんこんにちは。

    うーーーん···これはタマランですねぇ(º﹃º)ジュルリ
    イラスト風塗装は、まずは元絵が重要だと再認識してます。

    そして塗装力で模型に落とし込むところ。流石はpZeroさん。
    見事に今日さんのデザインを再現なさってますねぇ✨

    マジックリンは私も今日さんに教えて頂いた時、革命的な驚きを感じました。私など逆立ちしてもマジックリンで塗装が落ちるなんて思い付きませんもの。とんでもない技術だと思います。ベースをラッカーで塗れば、上塗りはいくらでも修正が出来るというのは、イラスト風塗装を進める上で相当なアベレージですよね。
    ホントに今日さんには頭が上がらないし感謝至極です。

    せっかくの今日さんの教えを生かすべく、私ももっと沢山イラスト風模型を作らねば!と身の引き締まる思いです。

    • おはようございます^^
      アニメ塗り、イラスト塗装の基礎部分は塗装膜の物性が一番硬いものとして考えると後の手数が増えるってことになりましょね。重ね塗りの繰り返しとなりますから、しかも色の境界をクッキリとさせたいものであるため伸ばすというよりも枠線の中に描きこむって感じでしょうか。その枠線はそんなにしっかりとは見えないから絵を見て立体物に目視でトレースという作業ですから、筆の良しあしでも変わってくるし慣れも必要となりますよね。
      この一連の作業の中にいろんな分かれ道が在ったりオプションが在ったりで、ジャンルとして高度な技法が確立されつつありますね。
      今日さんはそんなパイオニアでしょう。昨日ハイライトまで入れて、バーニアや動力パイプ取付け、全体の仕上がりチェックその後黒線と白ハイライトくらいで終りなのですが、あと一日まるまるかかりそうです。(;´Д`)

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