ザブングルメカが再販されて一か月いい感じにモチベーションも上がってきたのでとにかく形にしてみようと思います。
当時作った記憶ではかなり古いのですが、とにかく自分の腕ではまともに動かせる形にならなかったことだけは覚えています。
というのも接続が全て挟み込みで接着剤のはみ出たところとがくっついてしまう。
接着面の粗さからお互いが密着しない→パーツがポロポロ壊れる。挙句パーツを無くすなどの事態に陥ったことを覚えています。
この当時のザブングルだけではなく、動くことのできるロボ系模型はすべからくこんな悩みを抱えていました。
旧キットと呼ばれる所以というか、現在のポリキャップを多用した物が登場するまでは器用な領域に到達する前の
小中学生にはなかなか難物だったんですよね。
さて、取扱説明書の完成状態。今見ても形格好はイメージの絵のとおりです。この完成品スゴイ出来です。職人技です。今の完成と変わりません。
いや、スナップフィットや色分割されたものではないのでそれ以上の技術をもって完成されています。他の写真を見ても継ぎ目のラインが見当たらないんですよね。
色分けもしっかり分けてある。どんな塗り方したんだろうと子供の頃は大人って凄いんだなと希望に満ちてました。
腕の片方ですが、爪、前腕、二の腕と三パートに分かれててひじの内側にシリンダーヒンジが動くんです。
おもしろいです。
想像どおり全てはめ込み式。爪を作って上腕を作って前腕でその二つをつなぐように挟む。そしてシリンダーも挟む。前腕がその繋ぎになっています。
この当時の挟み込み形式ではこの方式が主流だったみたいですね。ここ最近古いキットをいくつも作ってて徐々に気が付きました。
挟み込みの方が実は厚みに対して気を使わない分、最終のプロポーションは設定の絵に忠実に近づけるのではないかと。なかには形が崩れているものもありますけどもね^^;
しかしこの足の細さと比率を見ても解ることがありますよ。無理やり可動式にしているから分割も複雑ですけど、あっても極小のダボピンですから形状にプラの厚みだとか
はあまり影響がない様子。
むしろ今のポリキャップや太いダボピンに頼る構造はプラの強度上でその厚みが確保できないと成り立たないので横幅が太くなったり厚みがやたら出てくるとかそんな小さなバランスの狂いが出やすいのではないかと思ってしまいます。
バランスの崩れは大きなものより小さいHGなどの方が出やすいはずです。小さいから厚みが確保されにくいから、外に太らせることになるんですね。
なので古いものがダメってことではない。むしろ、古いキットのいいところを今さらながらに気が付いたことに自分の成長?観察力が上がったの?
いや、かつてこのモデルを設計した人や忠実に原型を作り型を作り成形してくれた職人さんに感謝ですね。凄い仕事です。
ロール軸の作り型がまた大胆です。脱帽しますわ^^;
挟み込むことにこだわりを感じます。
今回は作業性を考えてこの太もものロール関節の部分はスポスポ抜けるようにしたいです。
上の輪っかの方切とはしてしまおうと思います^^;
本日の更新はここまで。
コメントを残す