「核戦略理論」および「安全保障の現状」

コラム

伊藤貫さんの動画をみて備忘録として思い出しやすく条件箇条で書き残しておきます。

目次

■ 核による革命(ニュークリア・レボリューション)が成立する条件

  • 低コストであること:通常戦力を増強するよりも、核兵器を保有する方がはるかに安価である。
  • 一定数の保有:100発から200発程度の核弾頭を保有していること。
  • 絶対的な秘匿性・移動性:敵に絶対に見つからないよう、潜水艦や陸上の移動式ミサイルに配備されていること。
  • 十分な防衛力(結果):上記の条件を満たすだけで、他国と戦争をせずに国家を守る「必要十分な防衛力」となる。

■ MAD(相互確証破壊)構造が成立する条件

  • 双方の確実な報復能力:A国とB国の双方が、相手から先制攻撃をされても、生き残った核で「お互いに300発の戦略核を打ち込める能力」を維持していること。
  • 通常戦力の無効化:この条件が満たされていれば、たとえ通常戦力に「10対1」や「20対1」の圧倒的な差があっても、軍事強国は弱小国に対して真正面から戦争を吹っかけられなくなる。

■ ミニマム・ディテランス(最小限抑止)派の条件

  • 必要最小限の保有:一般的に「200発程度(または200〜300発)」の核弾頭を持てば十分であるとする。
  • 潜水艦配備:報復能力を担保するため、核を潜水艦に置いておく。
  • 予算の抑制:防衛目的を満たせばそれ以上増やす必要がないため、軍事予算は増大しない。

■ カウンターフォース(対軍事力)理論が成立・推進される条件

  • 大量保有:相手を圧倒し、すべての軍事力を破壊できる「何千発もの核弾頭」を保有すること。
  • 先制第一撃(プリエンプティブ・アタック):ある日突然、先制攻撃を仕掛けて敵の軍事力をほぼ完全に激滅させること。
  • 迎撃システムの存在:万が一、敵の生き残り(100〜200発)が反撃してきても、「ミサイルディフェンスシステム」で完全に打ち落とせること。
  • 莫大な軍事予算(背景):軍事産業、軍部、ロビースト(イスラエル・ロビー等)が政治家を動かし、巨額の予算(直近10年で1.5兆ドル/約240兆円)を投入し続けられること。

■ 「核の傘」が嘘(実行不可能)となる条件

  • 同盟国が核攻撃された場合同盟国が第三国から核攻撃を受けても、アメリカ自身が直接攻撃されていない限り、アメリカは核戦争に巻き込まれるのを恐れて「バイバイ、さよなら」と逃げてしまう。(アメリカが核を使うのは「アメリカ自身が他国から攻撃された時のみ」であるため)。

■ 日本が滅びる条件

  • 周辺国の脅威:北朝鮮、中国、ロシアが「日本とアメリカをターゲットとする核ミサイル」を凄まじい勢いで増産している。
  • 自衛手段の禁止アメリカが「日本人にだけは核を持たせない」という不道徳な政策を押し付けている。
  • 放置(決定打):この「核の傘という嘘」と「周辺国の核増産」という現状を、日本政府がこのまま放置し続けること。

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